洗ってもすぐ臭い!頭皮の臭いの原因とは?




臭いを気にする女性

しっかり洗っているのにすぐに臭くなることってないでしょうか。
季節による汗の量によっても、臭いがひどいときがあるようです。
このような臭いは皮脂の臭いなのでしょうか?頭皮の臭いについて考えてみましょう。

頭皮だって普通に汗による悪臭がある

頭皮もワキの下と同じように汗をかきます。
体の汗腺の数は1c㎡あたり50個程度と言われていますが、顔と頭にはなんと1c㎡あたりなんと200個以上あるとも言われているのです。
洗髪してから短時間の間に頭皮はすぐに蒸れてしまうので、汗の臭いを感じることもあります。
汗に群がる細菌が汗の成分を分解し増殖するときに悪臭が発生するのです。
せっかく洗髪しても、その後きちんとドライヤーで乾かしておかないと細菌がすぐに増殖してしまいます。

GEN

汗腺ってその字の通り「汗を分泌するところ」なんだけど、汗腺には2種類あるって知ってる?

リリコ

えっ?! 汗腺って2種類もあるんですか?

GEN

「アポクリン腺」と「エクリン腺」なんだけど、聞いたことない?

リリコ

うーん…聞いたことあるような…ないような…。
2種類あるってことは何かが違うけど、汗を出すという点は同じってことですよね?
「アポクリン腺」と「エクリン腺」の違いってなんですか?

GEN

そうそう!汗を分泌するって点は同じ。じゃあ何が違うのかというとね、
「アポクリン腺」は脇の下や陰部、乳輪など身体のごく一部にあって、アポクリン腺から分泌される汗は基本無臭なんだけど、たんぱく質や脂質などが少量含まれていることにより、これらの成分が皮膚表面に存在する細菌によって分解されると、あの特有のニオイを発生させるんだ。
もうひとつの「エクリン腺」はアポクリン腺と違って全身に存在していて、エクリン腺から分泌される汗は99%が水分なんだよ。だからニオイはほぼ無臭で弱酸性。
エクリン腺から汗を分泌することで体の体温調節をする役割をもっているんだ。

リリコ

同じ汗腺でもそれぞれに違いがあって役割もあるんですね!
確かに、汗をたくさんかいてちょっとニオイが気になるってときは、頭や脇の下とか決まった場所ですよね。そこは「アポクリン腺」から分泌された汗が細菌と混ざることでイヤなニオイをだしているなら、汗をかいたらすぐに拭き取って細菌と混ざらないようにケアすれば、あの独特なニオイは防げるって話ですね?

GEN

さすがリリコちゃん!その通りだよ!
汗をかく季節なんかは常に汗拭きタオルを常備して、汗をかいたらすぐに拭く習慣をつけるとニオイ対策できるよね!
タオルじゃなくても市販で汗拭きシートも売られているし、そういうケア商品も上手に使って快適に過ごせるといいよね。
ただし、頭皮の汗にはやっぱりタオルがいいから、蒸れる前に頭皮を擦るんじゃなくタオルを押し当てて汗を吸わせる感覚で優しく汗を拭き取るように気を付けてね!

2種類の皮脂悪臭について

皮脂の臭いには皮脂の酸化による悪臭と、皮脂に群がる細菌の分解臭があります。
この2つについてまとめてみましょう。

皮脂の酸化で発生する悪臭

洗髪後皮脂の酸化は洗髪した直後から始まります。
そして加齢臭などの原因になるノネナールという成分の増加、皮脂全体の増加などによって、洗髪して短時間の間に悪臭を感じるようになるのです。
特に酸化する理由にはストレスがありますが、ストレスを受けると活性酸素が体内に増えるため酸化が早まります。

また飲酒、喫煙、脂っこいものや肉食が多い食事などでも酸化促進されるとのこと。そのため頭皮のノネナールの増加にも影響が出ます。
そして「加齢臭」というと男性だけのように思われてしまいがちですが、女性でも40代、50代を過ぎると女性ホルモンが減り、その分男性ホルモンが増えるため同じようにノネナール成分の分布が増えるので注意しましょう。

皮脂に集まる細菌が分解することで発生する悪臭

汗をかいた女性誰でも頭皮の中には思ったより多くの皮脂が溜まっています。
頭皮内の皮脂はバター程度の濃度と言われていて、汗と混ざって乳液のような濃度になるとのこと。
さて、毛穴には常在菌というさまざまな細菌が存在しています。
例えばニキビを起こすニキビ球菌やニキビ菌、ブドウ球菌やマラセチア菌など、これらは増殖しなければ頭皮を守ってくれる良い細菌です。

しかし、増殖してしまうとニキビを発生させたり皮膚疾患を起こしたりと悪者に変わる性質を持ち、私たちの皮膚に常時存在しています。
洗髪をしたときは一時的にその数は減りますがゼロにはなりません。
常在菌にはリパーゼという脂肪分解酵素を持っており、それによって皮脂をどんどん分解していきます。
細菌ができるだけ増殖しないようにするには、やはり洗髪の後の乾燥が大切になるのです。
ただでさえ頭皮は髪の毛があるため風通しが悪く、夏などは高温なのですぐに蒸れて細菌が増殖してしまいます。
これらの細菌が増殖すると分解するときに悪臭を放ちます。細菌が多くなるほどその臭いは強くなるというわけです。

清潔は重要だけど……

以上のことから清潔に保つと言うことはとても重要であり、洗髪の後のドライヤーでの乾燥もとても重要であることがお分かりいただけたでしょうか?
ただし、皮脂をしっかり取りたいからと言って、洗浄力の強いシャンプーやアルコール系のシャンプーでガッチリ洗ったり、1日に2回以上洗髪することは避けるようにしましょう。
どちらも必要以上の皮脂を取ってしまうと、ますます免疫作用によって異常分泌が起こります。